○幼少~学生時代についてお聞かせ下さい。
自由奔放に育ったようで、幼稚園に行っても勝手に帰ってくるなど、少し変わった子供だったかもしれません。少し大きくなるとスポーツが好きになり、中学では野球、高校では水泳、大学ではテニスと、クラブ活動に明け暮れていました。勉強はあまり好きではありませんでしたが、大学浪人の頃の予備校で “学問の面白さ”に気づいたことは、私の人生に大きな影響を与えました。それまでは授業を聞いていても、先生の教え方次第で勉強が面白いとか面白くないと感じていましたが、そんな子供っぽい考え方から脱却し、“学ぶこと”それ自体の面白さに目覚めたのです。
○社会人(サラリーマン)時代についてお聞かせ下さい。
大学卒業後は事務機器の企業へ入社。30年間勤めました。最初はシステムエンジニアから始め、後にはエンジニアを束ねるプロジェクトマネジャーとなり、さらにプロジェクトマネジャーを束ねる管理職となりました。これらの体験からマネジメントの面白さにひかれ、中小企業診断士やMBAの資格をとりました。最後はクライアントの経営相談を聞いて、ビジョンから経営戦略を経営者と一緒に考えていました。入社して間もないころから、独立を意識していましたので、55歳の役職定年制度をきっかけに退職し、独立に踏み切りました。
○経営者としての喜びや苦労についてお聞かせ下さい。
起業してまだ2年なので、苦労が多いですね。勤めていた時とは違い、すべてを自分でこなさなくてはなりません。たとえば事務処理のようにこれまで経験のなかったスキルも必要になってきます。一つ一つ勉強しながら頑張っています。
経営については1年目は赤字でしたが、2年目には黒字決算になりました。赤字と黒字は天と地の差がある事を体験しました。クライアントも定着してきていますし、手ごたえを感じています。
○今後の社長自身の目標をお聞かせください。(プライベートでも構いません)
2015年3月1日に東京の事務所を開設する運びとなりました。
今ある大阪と合わせて2つの拠点で、企業コーチングと学生支援を展開したいと考えています。2018年にはアジアへ一歩を踏み出したいですね。
さらに2020年には経営と教育を融合させた事業展開を計画しています。その頃には、小さな企業を育て、私自身は経営者というよりも投資家として活躍したいと思っています。
○日本の構造問題として改革・改善したいことがあればお聞かせください。
日本の資源問題には興味があります。日本海には資源が眠っていますから、これを活用する手助けをしたいですね。私のクライアントに「日本を資源国にする」を経営ビジョンにしている会社があります。勿論私も経営に参画して、日本のそして世界の次世代に貢献したいと考えています。
また教育問題に関しては、仕事と教育の融合が必要だと考えます。“若いうちに仕事を体験し、その後改めて教育を受ける”ことや“仕事をしながら教育を受ける”ことができる環境づくりが大切ですし、私も事業を通して何らかの役に立ちたいと考えています。
○御社の仕事の魅力と苦労をお聞かせ下さい。
まず多くの人に出会えることが魅力ですね。“経営者”“ビジネスマン”“就活生”など。また当社の仕事は、こうした人たちの夢をかなえる手助けをすることです。これはとても楽しく夢のある仕事です。そして「夢」に関する仕事には不況はありません。これから本格化する21世紀の有望なテーマです。
○御社の強みをお聞かせ下さい。
当社では、マネジメントとコーチングそしてファイナンス、この3つを融合したサービスを提供しています。これは当社ならではの考え方で、他社でこの3つの観点を備えたビジネスコーチングを提供しているところは、まず無いでしょう。こうした大きな視点からの取り組みは、簡単にはできませんからね。
また私がコーチングをするうえでは、左脳よりも右脳、つまりやる気やハート、情熱といったことを大切にしています。ビジネスも“人”がすることですから、気持ちを大切にしたコーチングを重視しています。当社の4つ目の強みです。そしてこの4つが融合することで独自性を発揮します。
○今後、どのような人材が欲しいかをお聞かせ下さい。
明るく、楽しく、前向きな人がいいですね。何事にも関心を持ってトライする人と、一緒に仕事がしたいです。“こうなりたい”“これがしたい”という希望を持つことは、大きなエネルギーになりますし、仕事をするうえでとても大切なことです。
上記の強みを見ていただいて魅力を感じる人に来てほしいですね。
○会社の理念と今後の目標を教えて下さい。
<企業理念>
未来を創る
夢を描くと希望が持てる
希望を持つとやる気が出る
やる気が出ると行動を起こす
行動が成果に繋がると喜びになる
当社の目標は、まず「明るく、楽しく、前向きな人」人を確保して会社のエネルギーを拡大し、その後東京やアジアへ進出することです。海外進出についても数年以内をめどに予定しています。
○日本を背負う若者へのメッセージ
夢をもって失敗を恐れずに、いろいろなことに挑戦してください。むしろ失敗をたくさんするほうが、いい経験になりますから。「失敗は無い。フィードバックがあるだけです」
これまで持っていた価値観も大切ですが、若い人たちにとってはこれからの人生のほうが長いのです。今持っている価値観をすべて変えるぐらいの気持ちで、全力で仕事に取り組んでみるといいでしょう。そうすれば大きく成長できると思います。