○幼少~学生時代についてお聞かせ下さい。
幼少時代は何でもできると思い込んでいました。空も飛べると思い2階から飛び降り、骨折したこともありました。
小学校1年生から中学校3年生までの9年間は剣道に打ち込み、高校時代は訳あって競技スキー部、大学では団体競技をやりたいと思いアイスホッケー部と常に何か体を動かしていないと気がすまない性格なのかも知れません。これらのスポーツを通して我慢強さを鍛えられたと思います。
○社会人(サラリーマン)時代についてお聞かせ下さい。
大学時代に建築家の先生に声を掛けられたことをきっかけに、その先生の建築設計事務所に就職。サラリーマンというよりは師弟関係で成り立っている職場環境でしたので、勉強させて頂いているといった状態でした。ほんの数人の小さな設計事務所でしたが、個人住宅をはじめ、小・中学校や教会、県立病院、公団マンション、新幹線の駅舎など様々な建築に携わらせて頂きました。そのときの経験が今の自分自身の礎となっています。
○経営者としての喜びや苦労についてお聞かせ下さい。
会社はお客様がいなければ成り立ちません。私をはじめ社員や現場の人々、そしてお客様とも、仕事を通して、お互いの心と心が通じ合い、共感できていると思えた瞬間、瞬間に喜びを感じています。
○御社の仕事の魅力と苦労をお聞かせ下さい。
学生に向かって「地球に引っかき傷を残せ!」と言い放った建築の大先生がいましたが、まさにその通りで大地に自分たちの生きた証を残せるところです。
また、ものづくりは現場が命です。事は現場で起こっています。そのためにも現場に関わるすべてのものと心での意思疎通が大事なのですが、その環境を築くのに苦労しています。
○御社の強みをお聞かせ下さい。
設計から施工まで一貫して責任を持って仕事に取り組んでいるところです。何か責任の所在が不明になってきている世の中において、基本的なことですが一番大切なことだと確信しています。
○今後、どのような人材が欲しいかをお聞かせ下さい。
親のおかげ、先生のおかげ、世間様のおかげ、先祖様のおかげ、お天道様のおかげ・・・「おかげさま」という心を持った人間。
○今後の目標(会社として、もしくは個人として)を教えて下さい。
人々から「安心され」、「信頼され」、そして「尊敬される」人間あるいは会社を築くこと。
○日本を背負う若者へのメッセージ
「心が変われば態度が変わる。」
「態度が変われば行動が変わる。」
「行動が変われば習慣が変わる。」
「習慣が変われば人格が変わる。」
「人格が変われば運命が変わる。」
「運命が変われば人生が変わる。」
ある本に書かれていたことですが、やはり「考え方」が自分の人生を決定するのです。
人として正しい判断に基づいた考え方で突き進んで欲しいと思います。