○幼少~学生時代についてお聞かせ下さい。
父が経営していた設計事務所が繁盛していたので、比較的裕福な家庭で育ちました。小学校時代は勉強もスポーツもできる方だったと思います。中学・高校は私立の一貫校に通い、サッカーに熱中していました。あまり勉強しませんでしたが、高3になって突然目覚め、現役合格を目指して猛勉強・・・。実は、当時つきあっていた彼女と遊ぶために、浪人は絶対したくないと思ったのが原動力でしたね。ただ、その彼女とは大学入学後、別れてしまいました(笑)。
無事、現役で合格した大学ではラクロス部に入り、スポーツが中心の毎日を送っていました。
○社会人(サラリーマン)時代についてお聞かせ下さい。
大手ゼネコンに入社し、2年間は施工監理、1年間は設計を経験。病院やマンション、空港など、さまざまな現場に携わりました。
入社3年後、結婚をひとつのきっかけに退職。家業の設計事務所に入社しました。当時、ガソリンスタンドの設計の仕事が多く、セルフ式店舗が増えていた時期と重なって非常に忙しかったことを覚えています。
○経営者としての喜びや苦労についてお聞かせ下さい。
経営は自分ひとりではできません。社員が頑張ってくれているお陰で、経営が成り立っていると思います。経営の喜びは、社員達が力を結集し、年間の売上目標を達成したときに感じますね。目標を達成した時はパーティを開催して、おもいきりお祝いするんですよ。
苦労は、会社を永続するために仕事を獲得していくことかもしれませんね。
○今後の社長自身の目標をお聞かせください。(プライベートでも構いません)
当社の社会的使命である「正直者がバカを見ない世の中をつくっていく」ことに尽きます。
○御社の仕事の魅力と苦労をお聞かせ下さい。
当社は設計事務所の創都設計と、「野菜バーる31」を運営するキューブファクトリーの2社を経営しています。
設計の仕事の魅力は、お客様の喜ぶ顔を見るときに感じます。住宅設計では、施主様が言われた希望をカタチにするだけでなく、言葉にできない潜在的な夢まで感じ取り、思い描いた通りの住まいを設計できたときが何よりもうれしいですね。商業施設では自分が設計した店舗が繁盛しているのを見ると、うれしく思います。
飲食業では、産地直送の野菜のおいしさを味わってもらい、お客様の驚いた顔を見たときにうれしく感じます。
苦労は色々ありますが、苦労を苦労と思わないようにしています。
○御社の強みをお聞かせ下さい。
多くの設計事務所は自社の設計の特色を持っていますが、当社は独自カラーをあまり打ち出していません。設計側の特色を優先するのではなく、あくまでもお客様の思いに寄り添いたいと考えるからです。十人十色、それぞれのお客様のご希望に柔軟に対応できるようにしています。
飲食業では、新鮮なおいしい野菜をお客様に出すことに尽きますね。
○今後、どのような人材が欲しいかをお聞かせ下さい。
自分自身の意見をはっきりと言える人材を希望します。社員が増えると、それだけ多くのアイデアが出てくるので計画的に増員していきたいと考えています。
○企業理念及び会社としての今後の目標を教えて下さい。
企業理念は「人・仕事・今日に感謝をし、人・社会に感謝される企業を目指す」です。また、社会的使命として「正直者がバカを見る世の中をどうにかする」と定め、最終的な事業の目標を「次世代の子どもたちに何を残していくか」ということを考えています。
10年後の目標として、創都設計では売上高1億円・社員10名、キューブファクトリーが売上高1億円・4店舗目出展を掲げ、年度ごとに細かく中間目標を設定し一歩ずつ成長していきたいと考えています。
○日本を背負う若者へのメッセージ
これからは就職すれば何とかなる時代ではありません。会社に頼るのではなく、一人ひとりが意識を高く持ち、自立していくことで社会全体を変えていってほしいと願っています。