○幼少~学生時代についてお聞かせ下さい。
小学校の時は野球少年でした。また、美術が好きな母の影響で、よく絵を描いていました。当時は野球、美術、ピアノ、学習塾と、習い事で毎日忙しかったですね。ちなみに野球は高2まで続けていました。
大学時代は、自転車で紀伊半島一周など、いろんなことをやりましたが、多くのアルバイトも経験しました。そこで、さまざまな業界の現場を見て、楽しさ、しんどさを学べたことが良かったと思います。
○社会人(サラリーマン)時代についてお聞かせ下さい。
大学時代、お酒は好きでよく飲んでいましたが、唯一、ワインだけは嫌いだったんです。しかし、ネットショップビジネスがしたいと、ワインのネットショップの先駆けだったワイン輸入会社に内定。研修などでおいしいワインを飲んでいるうちに、その魅力の虜になっていったのです。その会社では希望通り、ネット部門に配属され、ヨーロッパのワイナリーなどに取材に行って、生産者の声を聞くなど、現場を肌で感じながら知識と経験を積んでいったことがよかったですね。
○経営者としての喜びや苦労についてお聞かせ下さい。
サラリーマンは、基本的に自由に好きなことができませんが、今は好きな時間に好きなことができます。自由は責任もつきまといますが、自分の考えや行動が全て結果につながるので気は抜けません。
○今後の社長自身の目標をお聞かせください。(プライベートでも構いません)
家を建てる時はワインハウスにしたいと思っています。リビングや地下室にインテリアとしてワインや食器を飾り、友達を呼んでホームパーティーを開くのが夢です。
○日本の構造問題として改革・改善したいことがあればお聞かせください。
日本のワイナリーによく行きますが、ぶどう畑をつくろう、広げようと思っても、農地には規制があって簡単に購入できないという話を耳にします。また、農業は肉体的にも大変で、得られる利益も少なく、高齢化から従事する人も減っています。このまま放っておいてはいけません。TPPなどグローバル化の波の中で、農業を強くする仕組みを早急に整備する必要があると思います。
○御社の仕事の魅力と苦労をお聞かせ下さい。
ネットショップでは、お客様の予算と好みを聞いて、季節に合ったワインをセレクトする「オーダーメイドワインショップ」を展開しています。また、ソムリエがいない飲食店のコンサルタントとして、ワインのセレクトやメニューの提案なども行っています。さらにワインを使ったユニークなイベントも開催しています。たとえば、ワインと書道のコラボ展や、粉もんとワインの会など、自分が楽しめるということをコンセプトに、人がやらない面白いことを次々に企画するのが楽しいですね。
○御社の強みをお聞かせ下さい。
多くのネットショップでは、ワインの販売は価格競争に陥っています(単品かセット販売がメインなので)。当社では、「ワインは好きだけど、自分では選べない」という方のニーズに応え、お客様からご予算と好みを伺い、お客様の好みに合ったワインをセレクトしてお届けしています。お客様それぞれのニーズに応えるオーダーメイドなので、価格競争にならない付加価値のある提案をすることができます。
○日本を背負う若者へのメッセージ
何もしないことが一番のリスクです。大いに挑戦してください。失敗しても成功しても、そこから得られることは、計り知れないほどたくさんあります。まずはやってみること、それが一番大事です。