○幼少~学生時代についてお聞かせ下さい。
とにかくスポーツが好きな子どもでした。特に野球やサッカーなど球技は何でもこなしましたね。高校時代は野球に明け暮れていました。早朝練習で汗を流し、早弁してお昼休憩はすべて野球、放課後はクラブ、休日もクラブと、野球ばかりの生活を送っていましたね(笑)。
高校2年生の時に突然、飛行機のパイロットになろうと思い、それまで全くしていなかった勉強を猛烈に始めました。現役では合格せずに東京の予備校へ通って筆記試験には合格したものの、2.0あった視力が猛勉強の影響で0.9に下がり、不合格になってしまいました。夢破れ、観光の専門学校に通うことになったのです。
○社会人(サラリーマン)時代についてお聞かせ下さい。
大阪の旅行会社に就職しましたが、国内の添乗や業務出張などが多く、やりたいことがほとんどできませんでした。3年後にカナダ旅行専門の会社に転職。その会社では、ツアーを企画して大手旅行会社を通じてお客様に販売して頂くという営業を行っていました。その間、カナダやスイスに現地駐在員として滞在したことが、現在の仕事に繋がっており貴重な経験だったと思います。その後、ネパール専門の旅行会社に転職した後、お客様により良いツアーを提供したいと考え、独立することにしました。
○経営者としての喜びや苦労についてお聞かせ下さい。
自分の裁量で、すべてを決定でき、考えたことをすぐに実行に移せることです。また、自分が計画したツアーがお客様に受け入れられ喜んでいただいた時はうれしいですね。
苦労する点は、国内外の事件や事故、災害、景気などに左右されやすいことです。そのような時期でも、良いツアーを企画してビジネスとして継続するように頑張っています。
○今後の社長自身の目標をお聞かせください。(プライベートでも構いません)
提携する海外の旅行会社のスタッフのことを、私たちは「スーパーエージェント」と呼んでいます。そのような人たちと提携しながら、どこにも負けないプロフェッショナル集団をつくっていきたいと考えています。
○日本の構造問題として改革・改善したいことがあればお聞かせください。
新規事業に対するサポートとしてベンチャーキャピタルを充実させるべきです。
また、外国に対して日本の考えをはっきりと主張することも重要です。
そして、今は道路等の公共事業などよりも、天然資源の開発を優先させるべきだと思います。
○御社の仕事の魅力と苦労をお聞かせ下さい。
オリジナル性の高い個人海外旅行の企画・運営を事業としています。約27年の実績があるスイスを中心にドイツやフランス、イギリス、アラスカなど、特定の場所に絞り、お客様のご希望に合わせてコースを設定しツアーを組立てています。有名な観光名所から少し足を伸ばせば行ける、隠れた名スポットなどもご案内しながら、これまでにない新しい旅を提供することを心掛けています。苦労といえば、お客様のご要望が多様化し、ご満足を得るために新しい観光地を次々に見つけ出すことでしょうか。
○御社の強みをお聞かせ下さい。
一般の旅行会社ではコースの下見には行きません。当社では年数回現地を視察して、地域の状況を把握。新しい観光地やモノ、コトを見つけて、お客様に情報提供しています。また、日本人だけの専用バス移動ではなく、現地の公共機関を使い、切符購入などもご自分で行っていただくようにしています。お客様には多少の苦労をしていただきますが、その分、旅の面白さが満喫できると思います。
ご要望によっては2名以上で添乗員を派遣することが可能です。添乗員不要の場合でも現地に根ざしたプロフェッショナルガイドがサポートする体制を整えています。
○今後、どのような人材が欲しいかをお聞かせ下さい。
自分から積極的に動ける人。常に新しいモノを探す心、アンテナを張っている人。語学力のある人(英語は必須、ドイツ語、フランス語)。
○会社としての今後の目標を教えて下さい。
自社の海外支店をつくり、さらに私共が考える理想の旅を実行できる体制を整えたいと考えています。
○日本を背負う若者へのメッセージ
もっと積極的に!