○幼少~学生時代についてお聞かせ下さい。
友達も多く、よく遊び、よくしゃべる子供でしたね。中学高校は地元の西宮の学校へ通い、大学は大阪の学校を選びました。大学時代は勉強よりも、遊びやアルバイトに夢中だったような気がします。
○社会人(サラリーマン)時代についてお聞かせ下さい。
大学卒業後、求人広告会社へ入社しました。採用セミナーの運営や、学生向け就職パンフレットの制作、クライアントへの求人プロモーションの提案などに携わりました。仕事にも同僚にも恵まれて、それなりに充実してはいたのですが、就職して3年後、夢であった海外生活を実現するために退職。オーストラリアへ1年間行きました。ワーキングホリデーを利用していったのですが、語学の勉強をしたり、レストランで働いたり、そして今の妻との出会いがあったり…、何かと収穫の大きい1年間でしたよ(笑)。帰国後は前職を活かしてインターネット系の広告会社へ入社。4年半後に、機を見て独立を果たしました。実は退職の1年前あたりから、自分のやりたい方向性が見えはじめたため、起業を意識して動き出していたんです。
○経営者としての喜びや苦労についてお聞かせ下さい。
様々な経営者とお会いできるのがいいですね。サラリーマン時代には知りえなかった世界が広がりました。
経営者としての喜びと苦しみを比率にすると、2:8ぐらいのように思います。8割は苦しみながら、それを乗り越えようと努力したり勉強したりして、2割の喜びを得る。そんな感じですね。
○今後の社長自身の目標をお聞かせください。(プライベートでも構いません)
70歳、80歳になっても健康でいられる体作りに挑んでいます。ジムへ通うと余分な時間がかかるので、自宅で筋トレに励んでいます。やはり体が資本。倒れてしまうと会社も回らないですから。仕事でもプライベートでも、健康を保つことはとても大切だと思います。
○日本の構造問題として改革・改善したいことがあればお聞かせください。
今の日本の政治は、私たちには見えないところで動いているように思います。日々様々な事柄が、官僚たちの間で決定され実施されていますが、誰がどのようにしてどんな経緯で決定し実施しているのかなど、もっとオープンにすべきですね。メディアなどをもっと活用し、政治家と一般市民が対話できるような機会をつくっていくべきではないでしょうか。そうすればもっと政治への関心も高まるでしょう。
○御社の仕事の魅力と苦労をお聞かせ下さい。
自分のアイデアや企画を、印刷物やWEBサイト、プロモーションビデオなど、実際の形に作り上げていけるのは、この仕事の大きな魅力です。デザイナーさんやプログラマーさんたちと一緒に作り上げたツールは、いわば自分の作品のようなものです。クリエイティブに興味のある人にとってはとてもやりがいのある仕事ですよ。
○御社の強みをお聞かせ下さい。
当社は広告制作のディレクター集団です。案件ごとに最適なクリエイターさんと手を組んでいくので、幅広い内容の広告制作が可能で、クライアントからの様々な要求に応えられます。またフレキシブルに動けるのも小規模な会社ならでは。小回りを利かせたスピーディな対応は、大手広告会社にない当社の強みです。
○今後、どのような人材が欲しいかをお聞かせ下さい。
私たちディレクターは、クライアントや複数のクリエイターさんの間に立って、広告物を完成へとけん引していく役目です。クライアントからの要望やクリエイターさんたちの意見をうまく調整していく必要がありますから、コミュニケーション能力がとても重要ですね。
まずはきちんと挨拶ができる、約束や時間を守れる、そんな人間として基本的なマナーが大切です。あとは経験や勉強で補っていくことで、いいディレクターへと成長できますよ。
○会社の理念と今後の目標を教えて下さい。
当社は広告を通じてクライアントの問題を解決する「問題解決パートナー」でありたいと考えています。広告によってお客様を成功に導くこと、それが私たちの喜びであり理念です。
そしてまた、当社が今後ますます成長していくために、常に新しい企画を創出し、企業の繁栄・継続を図っていきます。
○日本を背負う若者へのメッセージ
何か一つ、興味を持てることを掘り下げていけば、それがきっと自分の武器になるでしょう。「私はこれが得意だ」と言えるものがあれば、人や社会から必要とされます。
例えば私は結構お酒が強いのですが、事業者が集まる飲み会などで「あいつはお酒が強いから誘ってみよう」なんてお呼びがかかり、それが縁で仕事につながったりすることもありますし(笑)。
とにかくスポーツでも、集中力でも、何でもいいんです。武器を持つことは、仕事にも人生にも大きな力になるはずです。