322. 文化の日
今日、文化の日は、
日本国憲法公布の日です。
憲法の中身を知っておくことも
大切ですが、
せっかくの機会なので
憲法ができた経緯について
知っておくのも良いと思います。
日本の「平和憲法」は、
誰が作ったのでしょうか?
安倍政権となってから、
憲法9条の改正が
議論に上るようになってます。
最近も、
「平和憲法を守ってきた
日本国民にノーベル賞を」
という動きもありましたよね
まず成立までの
経緯をまとめますと、
終戦の翌年、
1946年の1月に、
幣原首相とマッカーサーの
対談で、
日本の戦争放棄について
話されたということです。
どちらからの提案だったか、
ハッキリとわからないようですが、
マッカーサーが
言い出したのではないかと
見ているようです。
その翌月の2月に、
GHQは日本政府による
自主的な憲法改正作業に
見切りをつけ、
独自の草案作成に
踏み切ることとした
ということです
そして、2月21日、
GHQ案が政府に渡りました。
この時、困った日本政府が
幣原首相に調整の希望を
託したようですが、
マッカーサーからは、
「48時間以内に回答せよ」と
告げられたとのこと。
このGHQ案ではハッキリ、
戦争放棄が書かれていて、
天皇の地位の部分と併せて、
日本政府側からは随分色々と
意見・反論があったようですが、
かなりの部分は
受け入れられなかったようです。
閣議や議会では
激論が交わされます。
ただ、議論といっても、
「こんなのは認められない」とする
反対派を、
「こうなったら仕方ない」
「天皇陛下もご納得されている」
といって説き伏せる、
「いつもの空気」
だったものと思います。
GHQ側との交渉も重ねられ、
GHQ案は少しずつ手直しされて、
やがて全条項が可決されます。
1946年11月3日に交付されて、
翌年5月3日からの施行
となりました。
憲法の成立ひとつとっても
これだけ色々あって、
何となくわかっていたことでも、
詳しくみていくと、面白いです。
この後さらに、
安保問題があります。
講和条約の締結前には、
一転、再軍備を求める
アメリカに対して、
吉田首相は
「日本は再軍備などできましぇん!」
などと言ってこれを
強硬に跳ね除けたようですので、
もし平和憲法をつくった
マッカーサーにノーベル平和賞が
授与されるようなことがあるなら、
吉田さんにも何か授与されても
いいのかもしれません。
反対に、
その後、公職追放されていた
鳩山一郎さんが首相になると、
「再軍備を意図する憲法改正を実行する」
と記者会見で表明します。
結局、憲法の改正は
なされなかったのですが
その後、石橋内閣を挟んで
A級戦犯だった岸さんが
首相になると、
また軍備拡張路線。
憲法改正までは
至らなかったものの
安保条約は改正されます。
この岸さんは、
安倍首相の祖父ですから、
現代の政治の話にも
繋がるものがありますね。
昭和史
海外で外国人の方と
働く 機会も多い現代に、
「これは知っておいて良かった」
と思うようなことがあるかと思います。
2016/11/3(木)祝 文化の日
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