334. 中堅社員
◆ デキる管理職に聞いた「中堅社員に期待する3つの役割」 ◆
新入社員ではないが、管理職でもない。
その間の入社5年~15年目くらいが、おおよそ中堅社員として括られる。
中堅社員は、組織にとっては非常に重要な存在だ。
実務の主軸を担い、次世代のリーダーとして期待されている。
中堅社員が成長していれば、その先で組織を引っ張るリーダーがいないと困るということもないだろう。
しかし、中堅時代に停滞をしてしまう人は少なくはない。
ずっと部下だったはずの自分が、
「いつの間にか部下や後輩の面倒を見ないといけない」
「上司の評価が上がらない。むしろ、要望が上がってきている」
そういった環境の変化に戸惑ってしまうのだ。
「それを乗り越えてこそ、次世代リーダーだ」
と一言で片づけてしまえば簡単だが、現実的ではない。
そこで管理職を対象としたインタビューをもとに、上司が中堅社員に期待する役割を3つにまとめた。
中堅社員育成の指針としてぜひ参考にして頂きたい。
◆上司の指示を待つか、仕事を奪うか◆
1つ目は、“部下”としての中堅社員だ。
大抵の上司は忙しい。
目標達成、計画立案、部下育成…やるべきことはいくらでもある。
しかし、忙しい状況においても優しい上司ほど「企画書をお願いしてもいい?」
の一言が言えなかったりする。
そんなときに中堅社員たる部下から「私が企画書を作りましょうか?」と救いの手を差し伸べてくれることほど、助かることはない。
『現実は企業ドラマとは違う。部下が無能な上司を倒し、乗り越えて地位を得るなどということは起こらない。上司が昇進できなければ、部下はその上司の後ろで立ち往生するだけである』
上司をマネジメントせよ、というドラッカーの言葉だ。任された仕事をこなす
だけでは足りない。上司の仕事を奪い、上司とともにレベルアップを図ること
が、中堅社員に期待される役割だ。
◆後輩は足手まといか、サポートの対象か◆
2つ目は“先輩”としての中堅社員だ。
たまに後輩に対する愚痴を聞くが、そういった社員は、後輩を自分のサポート
対象として認識していないことが多い。
「後輩の面倒を見ろと言われていないし…」と思っているのかもしれない。
だから、いるだけでありがたいはずの後輩が足手まといに見えてしまう。
産業能率大学の「企業における中堅社員の現状に関する調査」によれば、
企業が中堅社員に求めるのは「職場の後輩を計画的に指導・育成する(後輩の育成)」が72.5%と最多である。部下・後輩指導を上司に任せっきりにするのではなく、中堅社員自ら後輩に関わっていくことが、上司に期待されているのである。
◆ボールを拾うか、見て見ぬふりをするか◆
3つ目は、チームの一員たるプレイヤーとしての中堅社員だ。
職場には時として、「誰のモノとは言えない業務」が生まれる。
しかし、当事者がいない業務というのは曖昧になる。
スポーツでボールをお見合いしてしまったかのように、組織の隙間に落ちたボールは誰も拾わない。
そして半年後、思い出したかのように浮上する。
組織の課題が消えない一つのサイクルだ。
落ちそうになったボールを、自らが積極的に拾いにいく。
課題の無限サイクルを終わらせることが、中堅社員に期待される3つ目の役割である。
中堅社員の役割は、部署・年齢・役職によって曖昧になることが多い。
企業・教育担当者からしてみれば、どこにスキルアップの重点を置けば良いの
かわからなくなる時があるだろう。
その場合は、ぜひ上記の3つのポイントを、自社と照らし合わせてみると良い。
「自社の中堅社員に足りていない部分は、どのポイントだろう?」
と比較してみれば、自社が鍛えるべきポイントが見えてくるはずである。
人材育成といえば管理職と新入社員に目が行きがちだが、
今の中堅社員の育成が、近い将来に必ず活きてくることを忘れてはならない。
以上転載
※今日は歴史的な 安倍首相とトランプ氏の会談のニュースを見たいですね!!
2016/11/18(金)
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