【中小零細企業】「賃上げをした企業」と「していない企業」の差は? 人事・財務面に関して違いが浮き彫りに

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株式会社YKプランニング(山口県防府市)は、設立3年以上の中小零細企業の経営者(直近1年以内で賃上げを行った経営者:520人/賃上げを行っていない経営者:511人)を対象に、「中小零細企業の賃上げ・経営実態」に関する調査を実施しました。

まず、「人材の育成や評価について明文化された仕組みによって運用されていますか」と聞いたところ、賃上げを実施した経営者の4割弱が「仕組みがあり、運用されている」(38.3%)と回答したのに対して、賃上げを行っていない経営者では10.9%と約1割に留まりました。
「仕組みはなく、特に運用はなされていない」と答えた割合では、賃上げを実施した経営者が18.9%であったのに対して、賃上げを行っていない経営者では61.3%と大きな差がみられました。

次に、「資金繰りの管理体制を整備していますか」と聞いたところ、賃上げを実施した経営者では、「管理体制を整備し、適切に運用している」(46.2%)、「専門家(税理士など)に任せている」(32.7%)、「特に整備していない」(21.1%)という結果になりました。
一方、賃上げを行っていない経営者では、「特に整備していない」(50.3%)、「専門家(税理士など)に任せている」(25.8%)、「管理体制を整備し、適切に運用している」(23.9%)となり、管理体制を整備していない人が半数以上いることが明らかとなりました。

また、「予算策定と定期的な見直し」について、賃上げを実施した経営者の51.5%が「予算を策定し、月次単位で進捗を管理している」と答えたのに対して、賃上げを行っていない経営者の49.9%が「特に予算策定は行っていない」と答えています。

さらに、「経営戦略(中長期ビジョンを含む)の策定・明文化と見直し」については、賃上げを実施した経営者の47.4%が「策定・明文化され、都度状況に応じて戦略の見直しを行っている」と答えたのに対して、賃上げを行っていない経営者の57.0%が「策定・明文化されていない」との結果になりました。

賃上げを実施している企業は、組織として持続的に人事や財務面、そして経営戦略を重視し、対策を講じていることが伺えます。
中小零細企業にとって賃上げは決して容易な事ではありませんが、予算や経営戦略を定期的に見直している企業だからこそ、賃上げが実現できているとも言えます。
昨日の《社会人が選ぶ“働きたい企業”第1位は?》という記事で、従業員の給与を最大40%引き上げるとの施策を打ち出したファーストリテイリングが前年の順位より大幅に順序を上げてきたことを掲載しました。
賃上げを行っている企業の多くは、資金繰りなどの管理体制も経営戦略もしっかりしているからこそ、人気に比例するのだと思います。

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