エン・ジャパンが運営する転職サイト「ミドルの転職」は2023年6月5日、「男性育休」についてのアンケート調査結果を発表した。
まず、「男性が育休を取得することについて賛成ですか、反対ですか」と尋ねたところ、「賛成」が79%を占めた。「反対」は2%、「どちらでもない」が19%だった。
「賛成」の割合を年代別に見ると、「30代」が86%で、「40代」の78%、「50代」の79%と比べて若干高かった。男女別では「男性」は79%、「女性」は73%が「賛成」と回答した。
次に、男性が育休を取得する際に妥当と思う期間を尋ねたところ、全体では「1カ月~3カ月未満」(26%)が最も多かった。男女別で見ると、最も多いのは男女共に「1カ月~3カ月未満」(いずれも26%)で、全体と同じ結果となった。2番目に多い回答は、男性は「3カ月~6カ月未満」(20%)、女性は「1年以上」(20%)となっている。
男性の回答者に、もしこれから子どもが生まれるとしたら、育休を取得したいと思うかと尋ねたところ、「積極的に取得したい」(47%)、「できれば取得したい」(42%)となり、男性の89%が育休を取得したいと考えていることが分かった。2019年の同調査と比較して「積極的に取得したい」の回答単体では6%増加している。
続いて、男性で子どもがいる人に「これまでに育休を取得したことはありますか」と尋ねたところ、「ある」は8%にとどまった。
「ある」と回答した人に「育休を取得した期間」を尋ねると、「1日~5日未満」(43%)が最も多かった。取得経験、取得期間ともに、2019年の調査結果と比べて大きな変化はなかった。
育休を取得したことが「ある」と回答した人に、取得して良かったと思うことを尋ねたところ、「社内での育休取得者が増えるきっかけになった」「夫婦関係が良くなった」などのコメントが寄せられた。
最後に、男性育休の取得率が低い理由を尋ねた。全体のトップ3は、1位が「育休を取得しづらい雰囲気がある」(61%)、2位が「職場が人手不足」(54%)、3位が「収入を減らしたくない」(52%)となった。男女で最も差があった回答は「育児は女性の役割という考え方が根強い」で、男性は34%、女性は61%と、27ポイントの差が開いている。
男性の育休取得には肯定的な意見が多いにも拘らず、取得率が増加傾向にならないのは「夫が稼ぎ妻は家庭を支える」といった、昔から日本に根付いている考え方がなかなか払拭できないからなのでしょうか?
男性の育休取得制度の推進は、従業員のロイヤリティーを高め、優秀な人材を確保する狙いがあるとも言われています。
「休まれては困る」という目先のことではなく、働きやすい職場環境により優秀な人材を確保するという長期のメリットに目を向け、「男性が育休取得するのは当然」という時代になればいいなと思います。
株式会社グローバルサポート
本社営業所:兵庫県芦屋市業平町4-1イム・エメロード5F
JR芦屋駅 徒歩3分 梅田より15分 三宮からも10分です。
岡山営業所:岡山県倉敷市阿知1-7-2くらしきシティプラザ西ビル8階
フリーダイヤル:0120-80-9686
メールアドレス:info@president-navi.com
転職相談は、全て無料です。
まずはお気軽にご登録下さい♪
あなた様からのご応募を、心よりお待ちしております。